北海道産帆立貝と蝦夷鮑トリュフのヴィネグレット

栃木県養殖漁業協同組合と共にヤシオマスを食材としてより有効活用に取り組んでいらっしゃいます。

ここで伊達鶏の生産者伊達物産（株）の清水社長より生産者の想いをお話いただきました。

「フランスの偉大な料理人アランシャペルが良く食材に用いていた'ブレス鶏'の紹介を音羽シェフより受け、それをヒントに伊達鶏の生産を行ってきました。音羽シェフに教わった事は「地域を大切にする事」でした。今まで、試行錯誤しながら、震災も含め、いろいろな事がありましたが、今では素晴らしい出来になってきています。本当に素晴らしい出来です。どうぞ、その素晴らしさを味わって下さい。」

伊達鶏は福島県と宮城県にまたがる阿武隈山系の契約農場で、植物性中心のオリジナルの配合飼料を与え育てられた銘柄鶏です。震災直後は飼料の確保が難しくなり大変な思いをされました。しかし、地元の協力があって乗り越える事が出来ました。
詳しくは→ http://www.datetori-club.com/index.html

ワインの紹介をします。今回、協賛企業でありますキッコーマン（株）様よりマンズワイン社の「ソラリス」シリーズよりワインのご提供をいただきました。http://www.mannswine-shop.com/search/series/soralis.htm

乾杯に使用したのは、　 '07 SOLARIS Chardonnay Me´thode Traditionnelle Brut
白ワイン　　　　　　 '08 SOLARIS Shinshu Chardonnay Mace´ration Limite´e
赤ワイン　　　　　　 '07 SOLARIS　JUVENTA Rouge
デザートワイン　　　' 10 SOLARIS Shinano Riesling Cryo-Extraction

いずれも長野県産の葡萄で作られたワインです。日本の大地が育んだ日本でしか出来ない素晴らしいワインです。
キッコーマンビジネスサービス（株）広報部の福島さんのコメント
「日本の食材を使い、このような素晴らしいフランス料理を食べられるのは、日本でなければ出来ない事です。素晴らしい素材のある日本に誇りを感じます。そして、日本産のワインにぴったりと合ったお料理に大変満足し、また、このような機会に大変感謝しています。」

お水　　　　　　　　　　日光尚仁沢湧水
ノンアルコールドリンク　足利COCO FARM&WINERY　Sparkling Rose ~Grape Juise こちらも国産のものにこだわりました。　

最後に２人のシェフからのコメント。
「音羽シェフ…地方の食材をどう活かすか。これがアランシャペルから引き継いだものです。日本の各地方都市で、その地の食材を活かしていく事が非常に大切であると考えます。また、栃木は野菜がとても豊富で、熱心な生産者がいます。果物も含め、宇都宮という土地から「日本の素晴らしい食材」を「世界に広めていく事」の重要性を今、大変感じています。そして、各地でこのような動きが出てくるように、各地域で頑張っていく事が必要な事だと思っています。」

「大塚シェフ…北海道の食材には、大らかさを感じます。それは、北海道のとてつもない、人間には敵わない厳しい自然と対峙して作らなければならないからこそ、あくせくせず、大らかな気持ちで立ち向かう生産者の気持ちの現われのように思います。その大らかさに惹かれてずっと北海道食材と付き合っていますが、現地の畑へ行くと本当にその大変さがわかります。その大変な想いをお客様に伝えるのが大切な役割だと思っています。絆を深められるレストラン作りに努めていきたいと考えています。」